節約にも関係する!4冊の本から学ぶ「満足度の高いお金の使い方」
日々節約しながら、限られたお金をどう使うべきか悩みますね。
貯金するのも大切なことですが、「全く使わない」、「もったいないお金の使い方をしてしまう」では、満足した生活をおくることは難しいと思います。
そのため、満足度の高いお金の使い方を知っていれば、以下のようなメリットがあります。
- 満足した「節約」ができる
- 生活の幸福度や満足度が上がる
- お金の使い方の後悔が減る
「お金の使い方」が人生の質や満足度に大きく影響していると感じたことがあるかと思います。
例えば、物を買う瞬間の喜びは一時的でも、経験や自己投資には長く続く価値を感じやすいなど。
また、「節約」においても「満足度の高いお金の使い方」を知ることはとても大切です。
そんなに関係ないかと思われますが、「満足度の高い節約」をすることにつながります。
4冊の本を通じて私が実際に学んだ「満足度の高いお金の使い方」について、共有したいと思います。
以下のような方に向けて、少しでもお役に立てれば嬉しいです。
・お金の使い方を見直したいと思っている
・節約しても楽しめないと感じている
・将来に備えたいが今を楽しむ方法を探している
節約のために「満足度の高いお金の使い方」を知る理由
「節約するのに、なぜ『満足度の高いお金の使い方』を知ることが大切なのか?」と疑問に思う方もいるかもしれません。
しかし、実際には「お金の使い方」が節約の成功に大きく関わってきます。
お金の使い方が、「節約」に関係あるの?
「満足度の高いお金の使い方」は、「満足度の高い節約」につながるんだよ!
満足度を上げながら無駄を減らすためのコツは、日々の生活を充実させつつ、賢くお金を使うことにあります。
つまり、満足度の高いお金の使い方は、満足度の高い節約につながります。
節約ためにお金の使い方を知るための理由を7つご紹介します。
1. 節約のモチベーションを高める
節約の先に得られる「満足感のあるお金の使い方」を知ることで、節約の意味や目的が明確になります。
単なる「我慢」ではなく、将来の楽しみや大切な経験のためにお金を使うという目的が見えると、節約自体がポジティブな行動に感じられます。
2. ストレスを軽減する
節約というと「切り詰める」というイメージが強いですが、満足度の高いお金の使い方を理解すれば、我慢を強いられる感覚が薄れます。
自分にとって大切なことにお金を使い、それ以外を節約するというメリハリのある考え方ができると、無理なく節約が続けられます。
3. 後悔の少ない選択ができる
満足度の高いお金の使い方を知っていると、無駄遣いや衝動買いを避け、後悔の少ないお金の使い方ができます。
節約したお金を自分にとって価値のある経験や大切なものにする使うことで、満足感を得ることができます。
4. 幸福度の向上に役立つ
モノを買うことよりも、経験にお金を使う方が長期的に幸福感が高まることが研究でも示されています。
満足度の高いお金の使い方を知っていれば、節約したお金を、人生の質を向上させる経験や健康に使うことで、幸福感を持続的に得ることができます。
5. お金の使い方に対する罪悪感を減らす
節約中でも、自分にとって価値があると感じることにお金を使うことで、「お金を使ってしまった」という罪悪感が減り、より充実感を得られます。
節約をしながらも適切な使い道を知っていることで、無駄遣いと感じず、より前向きな気持ちでお金を使えるようになります。
6. 長期的な視点を持てる
節約をする理由が明確になることで、長期的な人生設計がしやすくなります。
例えば、健康や家族との思い出、自己成長にお金を使うことが大切だと理解していれば、日々の節約の先にある大きな目標を見据えながら計画的にお金を使えるようになります。
7. 節約自体が楽しくなる
満足度の高いお金の使い方を学ぶと、節約自体が「将来の楽しみを作るため」と感じられるようになり、節約を楽しむことができるようになります。
節約の先に自分の夢や目標があると思えば、節約行動自体がモチベーションに変わります。
本から学んだお金の使い方
お金の使い方は、人生の充実度や幸福感に大きく影響します。ここでは、4冊の本から学んだ「満足度の上がるお金の使い方」について共有したいと思います。
DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール
著者:ビル・パーキンス
人生の充実度を高めるのは、“そのときどきに相応しい経験”なのだ
人生の充実度を高めるためには、「その時にしか経験できないこと」を選ぶことが大切だと感じました。
年を重ねるごとに、体力は徐々に低下し、病気などでできなくなることも増えていきます。
そのため、「今しかできない経験を後回しにしない」ということを強く意識するようになりました。
お金に余裕がでてきたら、やりたいなあなんてと思っていたわ…
そうだよね。でも、お金の余裕ができたころには、経験できないこともあるかもしれないね。
1. 健康と体力の重要性
今、当たり前のように感じている「健康」や「体力」がまだまだ続くだろうと考えてしまいますよね。
しかし、健康がいつまで続くかはわかりません。
将来の自分が今と同じように動ける保証はないと思います。
だからこそ、健康で動けるうちに、「家族や大切な人と一緒に旅行する」、「美味しいものを食べる」など、楽しい経験にお金を使うことが大切です。
今の体力や健康がまだまだ変わらないだろうと思っていたわ…
今は当たり前にできることでも、当たり前にできなくなってしまう日が来てしまうからね。
2. 親との時間を大切にする
特に、親との時間は、今しかできない貴重なものです。
昔から親は変わらない存在に思っちゃいますが、
親も私たちと同じように歳を取っていき、健康がいつまで続くかはわかりません。
だからこと、今できることをしないと後悔することになると思います。
- 定期的に会って話をする
- お出かけや、旅行に行く
- 美味しいものを食べに行く
後悔を残さないためにも、とても大切なことです。
私自身も、この本をきっかけに毎月親に会いに行くようにしています。
親に会って話ができるだけでも「幸せ」だよね^^
3. 幸せな経験にお金を使う
経験は私たちにつきることのない、「配当」を与えてくれる
経験からは、その瞬間の喜びだけではなく、後で思い出せる記憶が得られる
経験は「一度きりのもの」ではないということを再認識させられました。
経験したその時に「喜び」や「楽しさ」を感じるだけでなく、
また思い出して、再び幸せな気持ちに浸ることができます。
確かに、楽しかったことを思い出すと、とても幸せな気持ちになるね
「幸せな気持ち」が思い出すたびに「配当」として受け取ることができるという素晴らしい表現だなと思いました。
「楽しかった旅行」や「大切な人との思い出」は、時間が経っても何度も思い出され、その度に「楽しかったなあ」「良かったなあ」という幸せな気持ちがよみがえります。
「幸せな経験」=「資産」
その「資産」に投資することで、一生にわたって幸せな感情という配当を得られるということですね。
早めに経験した方が、長く配当を受け取ることができるね!
私自身も、これまでに経験した楽しかった旅行の思い出が、今でも私を幸せな気持ちにさせてくれると気づきました。
将来を後悔しないためには、今しかできない経験を大切にし、その時々にふさわしいお金の使い方をすることがポイントです。
精神科医が見つけた3つの幸福
著者:樺沢紫苑
「物を買うより経験を買ったほうが、幸福度は長続きしやすい」
「物は」蓄積されると「邪魔」にしかなりませんが、「経験」は蓄積されると、強力な「武器」になります。
その中で特に印象に残ったのが、「モノ」よりも「経験」にお金を使うことで幸福感が長く続くということです。
考えずモノを買う生活をしていた私にとって大きな気づきを与えてくれました。
モノを手に入れたときの幸福は一時的
「欲しいモノ」や「新しいモノ」を手に入れたとき、確かに一瞬は幸せを感じますが、
その感情は時間とともに薄れていきます。
新しいスマホや洋服を手に入れた瞬間はテンションが上がりますが、
数週間も経つとそれが当たり前になり、最初の喜びは薄れてしまいます。
モノは「飽きてしまう」「当たり前になってしまう」という特徴があるため、幸せの持続しにくいと感じました。
たしかに、モノは買って満足ということがよくあるわね…
また、モノは、古くなれば処分する必要や、新しく買い変える必要もあります。
あまり考えずにモノを買うと、幸福感よりもストレスの原因になることを再認識しました。
経験は長く続く幸福
それに対して、旅行や友人との食事、コンサートなどの「経験」は、時間経ってもその価値が色あせず、幸福感が続きます。
確かに、写真や話題として振り返るたびに幸せな気分が蘇ってきますよね。
経験は、モノと違って、飽きるということがないよね
また、経験は形として手元には残りませんが、「思い出」や「学び」になり、自己成長にもつながります。
これが「自己投資」としての意味を持つのだと思います。
私も今まで、旅行などの特別な経験は「少し贅沢かも」と考えていましたが、
心に長く残り、人生を豊かにするものだと感じるようになりました。
経験は「自己の拡張」としての投資
「経験が武器になる」と書かれていますが、これは「自己拡張」という考え方だと思います。
自分のしてきた「経験」が「自分の一部」として感じられるようになることで、自分の武器になってくれるということだと思います。
自分のライフスタイルや価値観を広げる経験は、モノ以上に人生の満足度を高めてくれます。
何か新しいことに挑戦することや、未知の場所に行って新しい文化に触れることで、
自分自身の成長を感じられることがあるかと思います。
この感覚は、モノを買うことで得られる与えられる一時的な満足感とは比較物にならないほどの喜びと充実感を与えてくれます。
「モノ」よりも「経験」にお金を使うという考え方は、シンプルだけど深い意味を持っています。
モノより経験というのは、ミニマリストの考え方にも似ているかもね
この本を読んだことで、これまでの消費行動を見直し、経験にもお金を使うことが大切だと感じるようになりました。
人生を自由にしてくれる 本当のお金の使い方
著者:井上裕之
お金を使う上で大切なのは、「絶対的な価値」を意識することです。金額が高いか安いかだけで判断せず、「自分にとって、どんな価値があるのか」考えることが重要です。
私自身、つい何かモノを買うときに値段を基準にしてしまいます。
しかし、『人生を自由にしてくれる 本当のお金の使い方』では、
お金を使う際、大切なのは金額ではなく、そのモノやサービスが「自分にとってどれだけの価値があるか」を考えることだということを学びました。
金額ではなく、価値を重視する
セールで安くなっているからといって、本当に必要なものでもないのに買ってしまった経験はあると思います。
私も、アマゾンでセールになるとつい買ってしまい、結局ほとんど使わないということは良くありました。
その一方で、高くても自分にとって価値のあるモノやサービスは、
時間が経つにつれ「本当に買ってよかった」と感じることという経験もあると思います。
だからこそ、自分にとって大切かどうかで判断することが重要です。
「安い」から買っておこうというのは良くないのね…
値段では決めない方がいいね。
自分にとって価値を感じるモノを買った方が良いね!
自分にとって何が大切かを考える
この本をきかっけに、私は以下のような価値を基準にお金を使うようにしました。
自分にとって価値を感じやすいモノやサービスにお金を使うことは、人生の満足度を高めることを実感しています。
時間
時短家電や、移動を短縮するために高速道路や新幹線、飛行機を利用するのも、
時間を節約して充実した時間を過ごすための価値ある投資。
食
体に良い食材やおいしいレストランでの食事は、日々の生活の質を高めます。
単に安い食品を買うのではなく、健康や楽しさを重視して選ぶことが大切。
家族との思い出
家族旅行や特別な体験にお金を使うことで、一生残る大切な思い出が作れます。
これらは金銭的な価値を超えた投資。
健康に投資する
「病気になってからの治療」にお金をかけるのではなく、「病気になる前の予防」にお金をかける
健康こそ、最大の財産だということを再認識しました。
結局お金を払うなら、病気になってから治療にお金を使うより、病気を予防するためにお金を使ったほうが、健康な体も残るので、絶対に良いですよね。
言われてみれば、当たり前なことですが、気づきませんでした。
健康に投資することは、最も価値のあるお金の使い方の一つです。
健康であれば、働いて収入を得ることができるし、人生を楽しむことができます。
「健康な体」は当たり前ではないよ。
だがらこそ、今の「健康」を大切にしなくちゃね!
具体的には、次のようなことが考えられます。
- ジムに通う:運動することで体調を整え、長期的な健康を保てます。
- 良い食材を選ぶ:添加物の少ない食品やバランスの取れた食事は、健康維持に欠かせません。
- 快適な寝具に投資する:良質な睡眠は健康の基本です。自分に合った寝具を選ぶことで、毎日の疲れが取れ、体調を整えやすくなります。
私は、この本をきっかけに健康に気を使いはじめ、
添加物の多い食品は極力控え、少し高いですが、添加物の少ない食品を選ぶようになりました。
お金の使い方を見直すとき、ただ金額だけでなく、その使い方が自分にどんな価値をもたらすかを考えることが重要です。
自分にとって大切なものに投資することで、人生の満足度は高まり、より豊かな生活が送れるようになります。
手放す練習 ムダに消耗しない取捨選択
著者:ミニマリストしぶ
「自分の1日」を思い浮かべてみて、長く使うモノに優先してお金を集中していく。これを「コンフォート原則」と呼ばれている。科学的にも立証された満足度の高いお金の使い方だ。
「コンフォート原則」という言葉をこの本ではじめて知りました。
コンフォート原則…日常生活において「長く使うモノ」「頻繁に使うモノ」にお金を使うことで、生活の満足感が高くなるという考え方
コンフォートとは「快適さ」といった意味があります。
生活において「長く使うモノ」にお金をかけることで、「心地よくリラックスできる状態」や「生活の快適さ」を高めることができるため、生活の満足度につながるということです。
また、毎日長く使うモノにお金をかけることは、コスパが良いため、さらに満足度を高められると思います。
スマホ15万円 毎日5時間使う
5時間×365日=1825時間/1年
15万円÷1825時間=約82円/1時間
3年使えば、
15万円÷(1825×3)=27円/1時間
あまり使わないモノにお金をかけてしまうと、コスパがあまりよくないです。
シーズンものの衣類 水着10000円
1年に5回(夏)
10000円÷5回=2000円/回
5年使うとしても、
10000円÷(5×5)=400円/回
あまり使わないモノにお金を使ってしまうと、高い買い物になってしまいます。
逆に、一見高価なモノだったとしても、毎日、長く使うのであれば、高い買い物ではないと思います。
また、「コンフォート原則」により、毎日の生活の快適さも高くなるため、とても満足度の高いお金の使い方だと思います。
私自身も、「眼鏡」や「スマホ」など毎日使うモノにお金を使ってみましたが、とても満足度を感じました。
毎日使うモノだからこそ、より満足度を感じやすいと思います。
「コンフォート原則」を意識するだけでも、満足度の高いお金の使い方ができると思います。
この4冊の本は、私の価値観を大きく変えてくれました。まだ読んだことがない方は、ぜひ手に取ってみてください。きっと、新しい視点や発見が得られると思います。
まとめ
「節約」において「満足度の高いお金の使い方」を知ることはとても大切です。
- 節約のモチベーションを高める
- ストレスを軽減する
- 後悔の少ない選択ができる
- 幸福度の向上に役立つ
- お金の使い方に対する罪悪感を減らす
- 長期的な視点を持てる
- 節約自体が楽しくなる
4冊の本から学んだことを以下にまとめます。
人生の充実度を高めるためには、「その時にしか経験できないこと」を選ぶことが大切
- 健康と体力の重要性…健康で動けるうちに楽しい経験にお金を使うことが大切
- 親との時間を大切にする…親との時間は、今しかできない貴重なもの
- 幸せな経験にお金を使う…幸せな経験は思い出して、再び幸せな気持ちに浸ることができる
「モノ」よりも「経験」にお金を使うことで幸福感が長く続く
- モノを手に入れたときの幸福は一時的…モノは「飽きてしまう」ため、幸福感が持続しにくい
- 経験は長く続く幸福…「経験」は、時間経ってもその価値が色あせず、幸福感が持続する
- 経験は「自己の拡張」としての投資…自分のライフスタイルや価値観を広げる経験は、モノ以上に人生の満足度を高めてくれる
金額ではなく、モノやサービスが「どれだけの価値があるか」を考えることが大切
- 自分にとって何が大切かを考える…価値を感じやすいモノやサービスにお金を使うことは、人生の満足度を高める
- 健康に投資する…病気の治療にお金を使うより、病気を予防するためにお金を使う
コンフォート原則を考える
日常生活において「長く使うモノ」「頻繁に使うモノ」にお金を使うことで、生活の満足感が高くなる
最後まで読んで読んでいただきありがとうございました!