節約を「ポジティブ」に考える【節約=大切なことに使う手段】
「節約」に対して、「貧乏くさい」「生活の満足度が下がる」など、ネガティブなイメージを持つ方も多いかもしれません。
しかし、節約は「お金を使わない」ということではなく、「本当に大切なことにお金を使うための手段」にすることもできます。
そう考えると、節約の意味がぐっとポジティブになります。
「節約」ってネガティブに考えちゃうのよね…
節約はネガティブな面ばかりではなく、ポジティブな面もたくさんあるよ!
お金に不安があると、まず「収入を上げなきゃ」と考えるかもしれません。
しかし、節約することで収入を上げるのと同じ効果が得られます。
もちろん、収入を上げることも重要ですが、簡単ではありません。
節約なら「やった分」しっかりと効果が出ますし、今すぐにでも始められます。
節約した結果、収入が増えたのと同じように「自分や家族が本当に大切にしていること」にもっとお金を使えるようになります。
私自身も、「節約」を面倒に感じていましたが、「節約=大切なことに使うための手段」と考えられるようになってからは、前向きに節約できるようになりました。
この記事を通じて、「節約」に対するイメージが、ネガティブがからポジティブになってもらえたら嬉しいです。
- 節約をこれから始めようと思っている
- 節約に対してネガティブなイメージを持っている
- 節約が長続きしない
節約の「ポジティブな面」を意識しよう
節約に対してネガティブなイメージを持っている人は少なくないですよね。
「節約=生活の満足度が下がる」という考え方が根強いかもしれません。
「物事」は考え方次第
シェイクスピアが言った内容が、私にはとても衝撃的でした。
物事は、良いも悪いもない。そのように考えるからそうなるのだ
という言葉の通り、物事は考え方次第で「ポジティブ」にも「ネガティブ」にもなります。
「節約」も同じで、どう捉えるかによって、その効果や意味が大きく変わります。
どんな物事も、必ず「ポジティブ」と「ネガティブ」な面があるよ!
なるほど!物事の捉え方次第なんだね。
私も以前は、「節約なんて我慢の連続で、生活の質が下がるだけだ」と思っていました。
そのため、節約を始めても長続きせず、目の前の誘惑に負けてしまうことが多々ありました。
「今日は疲れたから外食しちゃおう」「このくらいならいいか」といった小さな出費が積み重なって、結局節約にはならないということがよくありました。
しかし、節約に対してポジティブな面を意識するようになると、節約を嫌々することがなくなり、無理なく続けられるようになりました。
節約=大切なことにお金を使うための手段
節約のポジティブな面のどこを意識すればいいのかと思われるかもしません。
そこで、「節約は、大切なことにお金を使うための手段」だと意識すると良いと思います。
「自分や家族にとって大切なこと」に使うために節約をしようと思えるようになります。
それにより、節約に対してポジティブな気持ちが芽生え、少しずつですが、節約に対して前向きな気持ちになりました。
例:無駄な買い物を減らして、その分「家族旅行」のために使う
こうしたポジティブな捉え方に変えることで、自然と節約が続くようになり、今では生活の一部として習慣化できています。
この変化を実感したとき、ウィリアム・ジェームズの名言を思い出しました。
心が変われば行動が変わる。
行動が変われば習慣が変わる。
習慣が変われば人格が変わる。
人格が変われば運命が変わる。
本当にその通りだと感じました。
「考え方」が変わることで、「行動」が自然と変わり、それが積み重なって「習慣」になり、習慣化することで自分の一部になり、「未来」が変わっていく
節約を「ポジティブ」に考えることが大切!
もし今、節約がうまくいかないと感じている方がいたら、まず節約に対する考え方を変えてみるることをおすすめします。
節約の目的は「貯金」だけではないことを意識しよう
節約の目的を「貯金」と考える人は多いかもしれません。
私自身もそうでした…
しかし、貯金はあくまで選択肢の一つに過ぎません。
今では、貯金も適度にしながら、今の大切なことにも使うように意識しています。
節約する目的の選択肢について
節約の目的には、貯金だけではなくもっとたくさんの選択肢があります。
貯金するために節約するって考えてた…
もちろん貯金も大切だけど、もっと色んな選択肢があっていいと思うよ!
もちろん、貯金は重要です。お金を貯めることは、将来の不安を減らし、人生のリスクから自分を守る手段の一つです。
貯金も大切ですが、節約の目的を貯金だけに絞る必要はないと気づかされました。
ビル・パーキンス著の『DIE WITH ZERO』という本に書かれている言葉が、とても響きました。
豊かになっているはずの未来の自分のために、若く貧乏な今の自分のお金をむしり取っている
この考え方は、私の節約に対する考え方を大きく変えました。
節約して貯金するということは、「今使えるお金を将来のために預けている」ということも意識するようになりました。
将来本当に今より豊かになっているかどうかはわかりませんが、貯金だけではなく、「今の大切なことに使っても良いんだ」ということを考えられるようになりました。
節約を「貯金」に限定してしまうと、あまりモチベーションが上がりません。
一度きりの人生、後悔しないために、節約したお金は今大切にしていることや、今しかできないことに使うのも、ひとつの選択肢だと思います。
- 家族や友人との思い出作り
- 趣味やリフレッシュ
- 自己投資
- 健康への投資
- 寄付や社会貢献 などなど
節約の目的を貯金に限定せず、今を充実させるため(大切なこと)に使ってもいいと思えるだけで、気持ちは楽になると思います。
大切なことに使うことができるから、節約を続けることができると思います!
機会費用について考えよう
機会費用から考える節約の目的
節約の目的を考えるうえで、機会費用という考え方が非常に参考になりました。
少し難しい言葉だけど、とても大切な考え方だよ
機会費用とは、経済学でよく使われる概念で、ある選択をした際に、その選択をしなかったことで失われる最も大きな利益のことを言います。
最も満足度の高い選択と、それ以外を選択した場合の満足度の差
例:携帯の通信費に月6,000円かかっている場合、格安SIMに切り替えて2,000円にすると、毎月4,000円、年間で48,000円の節約ができるとする
このとき、いくつかの選択肢が生まれます。
節約による選択肢の例
- 節約しない(今の携帯会社を使い続ける)
- 貯金をする(毎月4,000円、年間48,000円を将来のために蓄える)
- 投資する(毎月4,000円、年間48,000円を資産運用に回して増やす)
- 家族で外食する(毎月4,000円で家族サービスをする)
- 家族旅行に行く(年間48,000円を家族旅行に使い、思い出を作る)
- プレゼントを買う(年間48,000円で家族にプレゼントを贈り、喜びを共有する)
機会費用の考え方
例えば、1. 節約しないという選択肢を取った場合、他の2~6の選択肢から得られる利益や満足度を失うことになります。
具体的には、「節約しなかったせいで家族旅行に行けなかった」「家族との外食や思い出作りを犠牲にしてしまった」など、得られるはずの体験や喜びを逃すことになるのです。
節約しないことで、少し損するように感じるね
「節約する」も「しない」も満足度の高い選択をすることが大切
私自身、今の携帯会社を使い続けるよりも、家族旅行に行く方が自分の人生においてはるかに満足度が高いと感じます。
このように、節約によって生まれたお金を、自分が本当に大切に思うことに使うことが、人生の幸福度を高めてくれます。
機会費用を取り入れることで得られる効果
機会費用という視点を持つことで、節約に対する考え方が変わり、以下のような効果が得られます。
- 節約する意味を見出せる
節約は単なるお金の節約ではなく、もっと大切なことに使うための手段だと理解できる - 節約のモチベーションが向上する
節約したお金で家族との旅行や思い出作りができると思うことで、モチベーションが向上する - 生活の満足度が上がる選択ができる
節約したお金の使い方には多くの選択肢があり、どれが自分や家族にとって最も価値があるかを選べることができるようになる
節約を単なる貯金やお金を貯めるだけと考えずに、機会費用を意識して、「今の満足度を上げるための手段」として節約を考えることが、幸福度を高めるためのポイントになると思います。
まとめ
節約=大切なことに使うための手段
節約をポジティブに考えるためには、以下の3つのことを意識することが大切です。
- 節約の「ポジティブな面」を意識しよう
- 節約の目的は「貯金」だけではないことを意識しよう
- 機会費用について考えよう
少しでも「節約」に対して「ポジティブ」なイメージになってもらえていたら嬉しいです。
最後まで読んで読んでいただきありがとうございました!